12歳の天才たちが魅せる「判断の速度」——Jfa全日本U-12フットサル選手権大会が示す日本サッカー育成の現在地
フットサルにおいてゴールキーパーは「ゴレイロ」と呼ばれ、守備の要であると同時に攻撃の起点として絶大な存在感を持つ。近年の選手権で特に目立つのは、ゴレイロの足元技術の向上と、ビルドアップにおける積極的なアタック参加だ。
相手が前線から強烈なプレスをかけてきた際、ゴレイロがハーフウェーライン近くまでポジションを上げて5人目のフィールドプレイヤーとしてビルドアップに参加する「パワープレー」や「オーバーラップ」は、もはや特別な奇策ではなく標準的な戦術手段となった。足元で正確にボールを止め、高精度のロングスローやピンポイントのキックで決定機を演出する。12歳にして「守るだけではないキーパー」の役割を完璧に遂行する彼らの姿は、現代サッカーにおけるモダンGK像そのものである。