【2026年現地ルポ】函館の教育革新が切り拓く街の未来——市立高校が推進する「探究型学び」のリアルと挑戦
卒業後の進路選択に関しても、画一的な進学指導からの脱却が見られる。首都圏や札幌圏の大学への進学を目指す生徒が一定数存在する一方で、公立はこだて未来大学や北海道大学水産学部といった地元の知の拠点を選ぶ生徒が増加傾向にある。
地域が直面するIT課題や海洋・環境研究に自発的に取り組み、将来的に地元産業のイノベーションを担おうとする姿勢が伺える。さらに、探究学習を通じてビジネスの基礎に触れ、若手起業家としての一歩を踏み出す卒業生も登場するなど、キャリアの選択肢はより豊かで多層的になっている。