【2026年現地ルポ】変貌を遂げる「北の玄関口」——新幹線延伸を見据えた再開発の狂騒と、今なお残る港町の哀愁
東京からのアクセスはもちろん、将来的な交通網の再編や国際クルーズ船の発着再開など、函館駅を取り巻くインフラのポテンシャルは極めて高い。だが、地元住民が最も誇りに思っているのは、どれほど近代化が進んでも失われない「人情」と「海を感じる風土」だ。
変わりゆくビル群の陰で、変わらない笑顔で旅人を迎える食堂のおばちゃんたち。近代的な都市機能と、港町特有のどこか切なく温かい温もりが同居する場所。2026年の函館駅前は、ただの「綺麗に整備された駅」ではなく、日本の地方都市が目指すべき新しい進化の形を示している。