腹筋を割るだけではダメ?最新スポーツ科学が明かす体幹の真実
人間の胴体深部には、姿勢の安定に直接関与する4つの深層筋が存在する。解剖学において「インナーユニット」と呼ばれるこれらの筋肉群だ。
- 横隔膜(天井部分を務める呼吸筋)
- 腹横筋(お腹をコルセットのように取り囲む筋肉)
- 多裂筋(背骨に細かく付着する深層の背筋)
- 骨盤底筋群(ハンモック状に内臓を下から支える筋肉)
これら4つの筋肉が同時に連動して収縮したとき、腹腔内の圧力が高まる。これが「正しく鍛えられた状態」の基盤だ。厚労省(厚生労働省)が提示する健康維持や腰痛予防に関するガイドラインでも、体幹深部の安定化運動が日常の運動機能維持に効果的であることが言及されている。筋肉単体ではなく、システムとして胴体を機能させることが求められているのだ。