ヴェールを脱ぐ北朝鮮最高学府のリアル:2026年、ロシア急接近とサイバー戦術が変える「金日成総合大学」の現在地
金正恩総書記が推し進める「科学技術強国」の旗印の下、大学への予算配分は他の教育機関を遥かに凌駕する。しかし、その手厚い優遇の裏には体制側の焦りも透けて見える。文系学部を中心に、思想的引き締めと純血主義を重視する旧来の党幹部層と、実利と技術を優先する実務派・科学技術派との間で、見えざる主導権争いが続いているのだ。
龍南山という伝統的な政治的権威の象徴において、政治的忠誠心だけでは生き残れない時代が到来している。国家の財政難を救う暗号資産獲得や、軍需産業の技術革新に貢献できる実力を持ったエンジニアこそが、現在の平壌で最も重宝される存在となりつつある。