アカモクの食べ過ぎに潜む罠?甲状腺リスクを防ぐ安全な食べ方
最も警戒すべきは、甲状腺へのダメージだ。ヨウ素は甲状腺ホルモンの主原料となる必須ミネラルだが、過剰供給が続くと甲状腺はホルモンの合成を自らストップさせてしまう。この現象が引き起こすのがヨウ素過剰摂取症であり、進行すると甲状腺機能低下症へと至る。
厚生労働省が発表している日本人の食事摂取基準によれば、成人のヨウ素における1日の推奨量は約130μg、耐容上限量は3,000μg(3mg)と設定されている。しかし、アカモクに含まれるヨウ素量はわずか小鉢一杯分でこの上限に達するか、超えてしまう場合がある。国立健康・栄養研究所の知見でも、海藻類の極端な常用が甲状腺ホルモン値の異常を招く症例が報告されており、慢性的なむくみ、激しい倦怠感、体重増加、冷えといった症状が出現した場合は直ちに摂取を中断しなければならない。