アミーゴ旋風の光と影!伝説の歌姫が駆け抜けた熱狂と激動の記憶
すべては、伝説的なオーディション番組から始まった。テレビ東京系で放送されていた『ASAYAN』。毎週のように数百万人が固唾をのんで見守るなか、圧倒的な透明感と天性のスター性で視聴者の心を奪ったのが鈴木亜美だった。
彼女の才能を即座に見抜いたのが、当時ヒットチャートの絶対王者として君臨していた音楽プロデューサー・小室哲哉だ。彼が提示したビジョンは明快だった。ただ歌って踊るアイドルではない。最先端のビートに乗せて時代の空気をそのまま届ける、新たなアイコンの創造である。
1998年夏、ソニー・ミュージックエンタテインメントからリリースされたデビューシングル『love the island』。爽やかな風を思わせるアッパーチューンは、発売と同時に日本列島を駆け抜けた。グアムの青い海をバックに微笑むジャケット写真は、90年代カルチャーの金字塔として今も色褪せない。