「アサヒる」の元ネタと意味は?ネット流行語大賞に輝いた真相を徹底解説
ネット上で爆発的に広まった「アサヒる」という言葉の直接的な元ネタは、2007年9月13日付の朝日新聞朝刊に掲載された名物コラム「天声人語」にあります。
当時、第1次安倍内閣を率いていた安倍晋三首相(当時)が突如として辞任を表明しました。この電撃的な辞意表明に対し、天声人語の筆者は職務を途中で投げ出したと批判的に捉え、コラム内で「アベする」という造語を持ち出したのです。「投げ出す」「無責任に放り出す」という意味合いを込めて首相の名前を動詞化したこの表現は、読者やネットユーザーに強烈な違和感と不快感を与えました。
この記述に対して、巨大掲示板「2ちゃんねる」(現・5ちゃんねる)を中心としたネットコミュニティが即座に反応。「新聞社が他人の名前を勝手に揶揄の道具にするなら、自社の行いこそ動詞化されるべきだ」という強烈な反発が巻き起こり、「アサヒる」というカウンターフレーズが生み出されることになりました。
ユーザーたちの手によって定義された「アサヒる」の主な意味は以下の通りです。
・捏造する、事実を曲げて伝える
・客観性を欠いた偏向報道を行う
・自分の犯した過ちや責任を他人に擦り付ける
・証拠がないにもかかわらず印象操作を仕掛ける
新聞社側の挑発的な表現が、ブーメランのように自らに跳ね返ってくる形で言葉が定着していきました。