本当のルーツはどこ?サンタクロースの出身地と知られざる真実
では、なぜトルコの司教はフィンランドの住人となったのか。その立役者が、北極圏の境界線上に位置するサンタクロース村(ロヴァニエミ)だ。
フィンランドでは古くから、東部ロシア国境付近の「耳の形をした山(コルヴァトゥントゥリ)」にサンタクロースが住み、世界中の子どもたちの声を聞いていると伝えられていた。1980年代、フィンランド政府と地元自治体はこの伝承を大胆にブランディングし、ロヴァニエミに拠点を置くオフィシャルな居住空間を整備した。
現在ではデンマーク発祥の国際サンタクロース協会などを通じ、厳しい審査を通過した公認サンタクロースたちが世界中で活動を展開している。彼らは単なるパフォーマーではない。子どもたちの夢を守り、平和のメッセージを届ける文化大使としての重責を担い、雪深き北欧の地を「唯一無二の公認の故郷」として世界に定着させた。