「不倫は文化」発言の真相解明!メディアが歪めた言葉と現代の罪
かつてはゴシップ誌の専売特許だった私生活の暴露は、いまや社会正義の執行という大義名分を帯びて行われるようになった。その急先鋒となったのが『週刊文春』に代表される調査報道型の週刊誌である。「文春砲」と呼ばれるスクープの数々は、密室の出来事を白日の下に晒し、ターゲットとなった人物を徹底的に追い詰める。
これに呼応するのが、朝から夕方まで垂れ流される地上波のワイドショーだ。コメンテーターたちが並び、道徳的な高みから他人の過ちを糾弾する構図は、視聴者に手軽なカタルシスを提供する。しかし、この消費構造は極めて不健全だ。他者の破滅を娯楽として消費し、広告収入へと変換するサイクルの中で、個人の尊厳やプライバシーの境界線は容易に踏み越えられていく。