なぜ今シールに大人が熱狂?平成レトロと推し活が生んだ新潮流
シールの魅力がビジュアルカルチャーと結びついたことで、SNS上での拡散力は爆発的なものとなった。Instagramでは「#手帳デコ」「#コラージュ」といったハッシュタグに数百万件の投稿が並び、TikTokではシールを剥がして貼る小気味よい音を楽しむ「ASMR動画」が数千万回再生を記録している。
文房具業界においてデザインシールのパイオニアとして知られる株式会社マインドウェイブなどは、質感や透明感にこだわった繊細なシールを次々と投入。光の当たり方で色合いが変わるオーロラ加工や、ぷっくりとした立体感を持つボンボンシールなど、画面越しでも「映える」工夫が凝らされている。
貼る過程そのものがエンターテインメント化し、完成した手帳やケースを世界中に披露する。このデジタルとリアルの往復運動が、ブームの熱量を常に更新し続けている。