デスノートのキラ役声優・宮野真守、知られざる狂気と怪演の裏側
当時、声優キャリアの初期段階にあった宮野真守が挑んだ『DEATH NOTE』のオーディション。周囲には実績豊富なベテラン声優たちが顔を揃えていた。その張りつめた空気のなかで、彼が意識したのは単なる「分かりやすい悪役」の演技ではなかったという。
夜神月(キラ)というキャラクターの本質は、純粋すぎる正義感が歪んだ末の狂気にある。宮野はオーディション時、徹底して「自分こそが絶対的な正義である」と信じて疑わない無垢なプライドを声に込めた。結果、制作陣の満場一致で主役に抜擢。後にマッドハウスが手掛けたハイクオリティな作画と相まって、前代未聞のサイコサスペンス作品が誕生することとなった。