東方神起の日産スタジアムが埋まらない?空席率の噂と動員の真相
ネット上で「チケットが売れ残っている」「空席が目立つのではないか」と騒がれたきっかけは、大手チケット販売サイト「チケットぴあ (Ticket Pia)」などで直前まで一般発売や当日券の案内が行われていたことにある。しかし、ライブ・エンターテインメント興行業界の専門家は「直前までチケットが販売されるのは、決して不人気を意味するものではない」と断言する。
実際の集客データを分析すると、2026年現在のツアーにおいても主要な座席枠はファンクラブ先行の時点で実質的に飽和状態を迎えている。興行主がステージセットの設営完了後に見切れ席や機材解放席を段階的に売り出すのは、世界的な大型コンサートにおける標準的な運用だ。直前にチケットが出回る現象を「売れ残り」と誤解した言説が、SNSの拡散力によってひとり歩きしたのが噂の第一のカラクリである。
さらに、近年は転売対策の厳格化に伴い、公式リセール制度が定着した。都合で行けなくなったファンが直前までチケットをリセールに出すため、完売表示が一時的に消えるケースが増加している。数字の表面だけを切り取った「空席率」の議論は、現場のリアルな熱量や実際の動員実績とは乖離しているのが実態だ。