東京タワーの影に眠る徳川将軍家、増上寺が明かす歴史の深層と謎

東京タワーの影に眠る徳川将軍家、増上寺が明かす歴史の深層と謎

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1590年、豊臣秀吉の命によって三河から関東へ移封された徳川家康は、荒れ果てた江戸の町に入城した際、ひとりの僧侶と運命的な邂逅を果たす。増上寺(三縁山広度院増上寺)の第十二世・源誉存応である。家康はその深遠な学識と人格に深く帰依し、即座に徳川家の菩提寺として定めた。これが、浄土宗の一寺院であった同寺が天下の巨刹へと駆け上がる契機となった。

軍事的な観点からも、この配置は計算し尽くされていた。南東からの外敵侵入を防ぐ要所としての芝の地。有事の際には僧兵を配備し、江戸城を守る防衛拠点としての役割を兼ね備えていたのである。家康が戦場で肌身離さず身につけていたとされる秘仏「黒本尊(阿弥陀如来像)」は、度重なる合戦で勝利をもたらした霊験あらたかな仏として、今も同寺の安国殿に厳重に祀られている。

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斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

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