豆腐の枠を超えた相模屋の破壊的革新!独自取材で迫る成長の全貌
相模屋の躍進を語る上で欠かせないのが、代表取締役社長である鳥越淳司氏の存在だ。大手乳業メーカーの営業マンから転身し、老舗豆腐メーカーの舵取りを担うことになった同氏は、独自の経営手腕で赤字続きの同業他社を次々と再建してきた。
同社の企業再生(M&A)手法は、一般的なファンドによる合理化とは一線を画す。買収先の工場や従業員の雇用をしっかりと守り、現場の職人が持つ熟練の技を最大限にリスペクトする。その上で、最新設備の導入や原材料の共同調達、確立された販売ネットワークを惜しみなく注ぎ込み、短期間で劇的な黒字化を成し遂げていく。
「職人の情熱と近代的なオペレーションが融合すれば、必ず勝てる」。鳥越氏が掲げる現場主義とスピード感あふれる決断力は、厳しい環境に置かれた地方の製造拠点を力強く蘇らせている。