渡辺美里と西武ドームが刻んだ熱狂!20年連続スタジアム伝説の裏側
20年の歴史の中で、ファンの語り草となっているのが1989年の雷雨公演だ。開演前から激しい大雨と雷に見舞われ、会場全体が緊張感に包まれる中、安全上の理由から中断や縮小も懸念される事態となった。
しかし、渡辺美里は濡れそぼりながらステージの最前線に立ち、全身全霊のシャウトで観客を圧倒した。雨音をかき消すほどのボーカルと、濡れることをいとわずに共に歌い続けた観客が生み出した奇跡的な一体感。天候というアクシデントすらも味方につけたこの公演は、彼女が「スタジアムライブの女王」と呼ばれる所以を決定づける瞬間となった。