中学生の身長はどこまで伸びる?急成長を最大化する専門医の新事実
「中学生の身長は高校以降も伸び続けるのか」という疑問に対し、小児内分泌専門医が共通して着目するのが、長管骨の両端に位置する骨端線(Epiphyseal Plate)の状態である。子どもの骨は、この骨端線(Epiphyseal Plate)に存在する軟骨細胞が活発に増殖し、石灰化を繰り返すことで長さを増していく。しかし、思春期後半に性ホルモンの血中濃度が高まりきると、軟骨の増殖が停止して骨端線が完全に骨化(閉鎖)する。
一度骨端線が閉鎖すると、それ以降に骨が長軸方向へ伸びる余地は解剖学的に消失する。男子であれば16〜17歳前後、女子であれば14〜15歳前後で閉鎖を迎えるのが一般的だが、これには大きな個体差がある。手のレントゲン撮影によって「骨年齢」を測定すれば、骨端線の残存度合いと残された伸び代を医学的に推定可能だ。成長のタイムリミットを正確に把握することは、不要な焦りを排し、適切な生活改善を行うための重要な指標となる。