港区白金台に佇む赤レンガの学び舎!独自取材で解き明かす全貌

港区白金台に佇む赤レンガの学び舎!独自取材で解き明かす全貌

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キャンパスを象徴するのが、敷地内に点在する3棟の歴史的建造物だ。日本における近代西洋建築の発展を肌で感じられる貴重な空間として、建築ファンや散策に訪れる人々を魅了し続けている。

まず目を奪われるのが、国指定重要文化財であるインブリー館だ。1889年頃に建てられたこの木造2階建ての宣教師館は、下見板張りの外壁と瓦葺き屋根が独特の陰影を生み出す。現存する東京都内の木造宣教師館としては最古級の価値を誇り、東側に張り出したベイウィンドウからは当時の居心地の良さが今なお伝わってくる。

そのすぐそばに佇むのが、港区指定有形文化財の明治学院礼拝堂(チャペル)だ。アメリカ人建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計監理によって1916年に建てられ、後に両袖が拡張された。黄昏時に訪れると、ステンドグラス越しに差し込む柔らかな光が礼拝堂内部を黄金色に染め上げる。パイプオルガンの澄んだ音色が響き渡る荘厳な空間は、訪れる者の心を静かに鎮めてくれる。

そして、正門近くで出迎えてくれる明治学院記念館も見逃せない。1890年にネオ・ゴシック様式で建てられた赤レンガと木造の混構造建築で、かつては神学部校舎や図書館として使われていた。作家の島崎藤村が学生時代を過ごし、校歌を草稿した舞台としても知られる。赤レンガの壁肌に触れると、近代文学と学問の黎明期を駆け抜けた若き知性たちの熱量が伝わってくるようだ。

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中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。