ゴキブリが消える?クローブの驚くべき防虫効果と自作スプレーの罠
「天然成分だから100%安全」という思い込みには重大な落とし穴が潜んでいる。特に愛猫家は最大の警戒を払わなければならない。
猫は肝臓の解毒代謝機能(グルクロン酸抱合)が人間や犬と異なり、オイゲノールをはじめとするフェノール類やテルペン類を体内で分解・排出できない。クローブの精油を高濃度で吸い込んだり、被毛についた成分を毛づくろいで経口摂取したりすると、急性の中毒症状や肝機能障害を引き起こす危険性が獣医学的にも指摘されている。
また、人間にとってもオイゲノールは原液のまま皮膚に触れれば強い刺激となり、アレルギー皮膚炎を誘発することがある。乳幼児が誤ってホール状のスパイスを誤飲する事故や、ハイハイする床面への過剰散布は厳に慎むべきだ。自然の恵みを暮らしに取り入れる作法には、その毒性をも正しく把握するリテラシーが求められる。