宮下公園のホームレスはどこへ消えた?強制排除と再開発の真相に迫る
ナイキパーク化の騒動を経て、さらに大きな変革が訪れます。2020年の東京五輪開催決定を契機に、渋谷区は民間活力を導入するPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)事業として、三井不動産を事業者に選定した再開発計画を始動させました。地上3階建ての商業施設とホテル、屋上公園を一体化した複合施設「MIYASHITA PARK」の建設です。
2017年3月、工事着工に伴い渋谷区は公園を完全に閉鎖。残っていた野宿者に対して退去を求め、夜間施錠やフェンスの設置により立ち入りを遮断しました。かつて誰もが自由に出入りできた公共空間は、三井不動産が運営に関与する商業複合空間へと生まれ変わり、屋上公園部分も夜間は施錠される管理されたパブリックスペースへと姿を変えました。これにより、MIYASHITA PARKから野宿者の姿は完全に排除されることとなりました。