孤狼の血歴代キャスト相関図!役所広司と鈴木亮平が魅せた狂気
第1作『孤狼の血』の屋台骨を支えたのは、間違いなく役所広司が演じた悪徳刑事・大上章吾だった。違法捜査、暴力団との癒着、恐喝——警察手帳を持ったヤクザとすら揶揄される男。だがその荒れ狂う行動の根底には、呉原の街でこれ以上の抗争による流血を絶対に防ぐという、不器用で狂気じみた正義感が宿っていた。
役所広司の演技は、豪快な笑い声の裏に深い孤独と覚悟を滲ませる。豚の糞尿に手を突っ込み、チンピラを容赦なく締め上げながら、どこか哀愁を漂わせる佇まいは圧巻の一言に尽きる。昭和の東映ヤクザ映画が持っていたギラギラとしたエネルギーを現代に完全再現した彼の怪演は、観客のみならず共演者たちをも圧倒した。