関空の「玄関口」を超えた変貌。2026年、泉佐野駅周辺で一体何が起きているのか?
長年、泉佐野駅は「空港へ向かうための通過駅」という宿命を背負っていた。関空が開港して30年以上。特急に飛び乗れば難波まで直行し、あるいはそのまま滑走路へ向かう。駅前をじっくり歩く旅行者はごくわずかだった。
風向きが変わったのはここ数年のことだ。空路で到着した外国人旅行者の関心が、メガシティの有名観光地から「ローカルな日本らしさ」へと移り始めた。滞在費の高騰が続く難波や梅田を避け、関空から一駅のこのエリアを拠点に選ぶスマートな旅スタイルが定着。駅前のコインロッカーの稼働率は連日上限に達し、手ぶら観光を支援する案内所には連日長蛇の列ができる。