国際線2時間前の常識が崩壊?空港大混雑で乗り遅れない出国術
手続きを効率化するためのテクノロジー導入も急速に進んでいる。出入国在留管理庁が全国の主要空港に配備した顔認証ゲートは、日本人の出国審査をわずか10秒程度で完了させる劇的な進化をもたらした。事前の登録なしにICパスポートをかざすだけで通過できる仕組みは、かつてのスタンプ待ちの列を過去のものにしつつある。
また、Visit Japan Webによる税関申告のデジタル化や、一部空港で運用されている「Face Express(顔認証搭乗手続き)」を活用すれば、チェックインから搭乗ゲートまでのタッチポイントを大幅に削減できる。しかし、どれほど出入国手続きや搭乗ゲートがデジタル化されようとも、物理的な手荷物検査を行う保安検査場だけは依然として人力と厳密なスキャンに頼らざるを得ない。デジタルツールで数分短縮できたとしても、検査場の手前で30分以上足止めを食らえば効果は相殺されてしまう。