海底火山が目覚める時:日本を襲う未知の津波と気候危機の全貌
日本国内で最も警戒すべき海底火山の一つが、薩摩半島の南に位置する鬼界カルデラです。マグマ学の世界的権威である巽好幸教授は、約7300年前に起きた巨大噴火が南九州の縄文文化を壊滅させた歴史を紐解き、超巨大噴火(破局噴火)が現代の日本を襲った場合の壊滅的被害シナリオを繰り返し警鐘してきました。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、探査船を用いた詳細な海底地形調査や地震波トモグラフィーを実施し、鬼界カルデラの地下に数立方キロメートル規模の巨大マグマ溜まりが現在も再成長している事実を突き止めました。万が一、このカルデラが破局噴火を起こせば、日本列島のほぼ全域が火山灰に覆われ、送電網の停止や水道の断水、食料供給の停止によって国家機能が麻痺すると試算されています。