【緊急取材】福島・いわき市で3万戸規模の突然の停電、復旧の最新状況と広がる市民生活への打撃
最も緊迫した対応を迫られたのが地域の医療現場だ。停電発生と同時に主要な病院では自家発電装置が自動起動し、集中治療室(ICU)や人工透析機器への電力供給は即座に維持された。しかし、停電の長期化を見据えた燃料の確保や医療機器のバックアップ確認など、現場の医療従事者には一瞬も気が抜けない緊張感が走り続けている。
交通網も大きな混乱に見舞われた。JR常磐線の一部区間で運行管理システムに遅延が生じたほか、市内主要幹線の交差点では信号機が機能停止。警察官が吐く息を白くしながら手信号で車両を誘導する姿が見られ、朝の通勤車両による深刻な渋滞が各所で発生した。