劇的逆転の日本一と三冠王の衝撃!伝説の激闘と勝敗を分けた瞬間
マウンド上では、投手の概念を塗り替える圧倒的なパフォーマンスが相次いだ。筆頭は千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希だ。4月10日のオリックス戦で見せた完全試合。13者連続奪三振のプロ野球新記録、さらには1試合19奪三振のタイ記録を樹立した。常時160キロを超えるストレートと落差の大きいフォークボールの前に、打者がバットをかすらせることすらできない異次元の投球。世界中がその右腕に驚愕した。
そして、シーズンを通して揺るぎない絶対王者として君臨し続けたのが山本由伸だった。15勝5敗、防御率1.68、勝率.750、205奪三振。主要投手部門のタイトルを総なめにし、2年連続で沢村賞とパ・リーグMVPを獲得。相手打者を寄せ付けない精密機械のような制球力と多彩な変化球は、日本球界の枠に収まりきらない支配力を証明していた。