キオクシア自社株買いが波及する半導体市場:Ai特需が生んだ潤沢な資金と大株主を巡る思惑
これまで日本の大手電機・半導体企業は「キャッシュの溜め込みすぎ」や「低資本効率」を海外機関投資家から厳しく指摘されてきた。キオクシアが打ち出したアプローチは、そうした旧態依然とした財務体質からの完全な脱却をアピールするものだ。
取得した自己株式の消却まで視野に入れることで、1株あたり利益(EPS)の押し上げ効果は絶大となる。資本コストを意識した経営が強く求められる東京市場において、同社が提示した数値目標と還元姿勢は、機関投資家からの評価を大きく引き上げる要因となっている。