コンビニ深夜消灯の衝撃!24時間営業の曲がり角と現場の肉声
各社の対応には、トップの思想と企業文化が色濃く反映されている。株式会社セブン-イレブン・ジャパンは、社長の永松文彦のもとで店舗ごとの立地特性に応じた柔軟な営業時間選択制の適用を拡大してきた。全国一律の24時間営業原則を維持しつつも、加盟店との対話を重ね、深夜需要が極めて低い過疎地やオフィス街の店舗での深夜休業を柔軟に容認する姿勢へとシフトしている。
対照的に、株式会社ファミリーマートは本部主導での時短営業ガイドラインを早期に整備し、加盟店が希望すれば深夜休業を選択できる制度の定着を進めてきた。現場の裁量を広げることでオーナーの健康維持と離職防止を優先する現実的なアプローチだ。
一方、かつて株式会社ローソンを率いた新浪剛史をはじめとする歴代経営陣が培ってきた挑戦的な風土を受け継ぐローソンは、店舗運営のスマート化による解決を急ぐ。深夜の営業を諦めるのではなく、省人化によって「開け続けるコスト」を極限まで下げる技術的アプローチで差別化を図っている。