コピー用紙でデコパージュ!プロが教える薄膜化と失敗しない裏ワザ
どれほど薄膜化の技術を磨いても、プリントの根幹である「インクの質」を無視しては美しい作品は生まれない。水を使う作業プロセスにおいて、最大の敵はインクのにじみだ。家庭用プリンター市場を二分するキヤノン株式会社とセイコーエプソン株式会社の製品では、採用されているインクの種類によって全く異なる結果をもたらす。
一般的な染料インクで印刷した用紙を水に浸すと、インクが溶け出し、せっかくの画像が滲んで台無しになってしまう。一方、顔料インクを採用しているモデルや、レーザープリンターでプリントされた用紙は水に強く、擦り作業にも耐えうる頑丈な皮膜を形成する。キヤノン株式会社のPIXUSシリーズや、セイコーエプソン株式会社のColorio・エコタンク搭載モデルを使用する場合は、出力するインクの種類が顔料系であるか、あるいは耐水処理を施せるかを事前に確認することがクオリティを決定づける。
普通紙の坪量(重さ)選びも重要だ。厚手の用紙よりも、あえて64g/m²前後の薄手な普通紙を選ぶほうが、水分を含んだ際のパルプの剥離がスムーズに進む。プリント時の解像度を高めに設定し、乾燥時間を十分にとることも忘れてはならない。