「くださる」と「下さる」の違いは?恥をかかない漢字表記の使い分け
日常のやり取りで最も頻出する「〜してくださる」という表現ですが、公的な文書やビジネスにおける統一基準はどうなっているのでしょうか。
文化庁が示す『公用文作成の考え方』や行政機関の公用文ルールにおいて、「補助動詞は原則として平仮名で表記する」と定められています。「〜していただく」「〜してみる」「〜しておく」と同様に、「〜してくださる」も補助的な動詞であるため、ひらがな表記が公式な標準です。
公文書だけでなく、大手新聞社や出版社の用字用語の手引きでも同様の取り決めがなされています。ビジネスメールにおいて「ご送付して下さる」と漢字表記にしてしまうと、文法規範を熟知している相手からは「漢字変換に頼りすぎている」「形式張った誤用」と受け取られる可能性があります。迷ったら「動詞+くださるはひらがな」と覚えておけば間違いありません。