『クラシカロイド』のリストを徹底解説!愛のムジークと隠れた伏線
作中におけるリストの立ち位置を理解するには、音羽館に集う他のクラシカロイドたちとの関係性を紐解く必要がある。特に「ベト」ことベートーヴェンとのやり取りは絶品だ。頑固で餃子作りに情熱を燃やすベートーヴェンに対し、リストは時に呆れ、時に共鳴しながら、同じ「音楽の巨人」としての深い絆を覗かせる。全く噛み合わない会話の中に漂う、互いへのリスペクトが心地よい。
さらに、ショパン(チョッちゃん)との甘酸っぱくも妙に距離感のある掛け合いや、シューベルト、モーツァルトら癖のある登場人物リストの全貌を見渡すと、彼女が館の人間関係を繋ぐ潤滑油であり、同時に騒動の引き金でもあることがよく分かる。個性豊かな面々が集う群像劇の中で、リストの存在は物語を前進させる推進力となっている。