豊田高専ショック!推薦合格ボーダーとトヨタ就職の知られざる内情
公には明かされない選抜の実態が、受験関係者の間で激しい議論を呼んでいる。独立行政法人国立高等専門学校機構が舵を取り、文部科学省の監督下で実施される「国立高等専門学校入学者選抜学力検査」において、豊田工業高等専門学校(豊田高専)の難易度は東海エリアのトップ進学校と完全に肩を並べる水準に達した。偏差値は各科ともに68前後を推移し、一部の人気学科では一般入試の実質倍率が2倍を優に超える激戦が常態化している。
とりわけ注目すべきは推薦選抜の動向だ。内申点の目安は45点満点中41〜43以上が事実上のスタートラインとされ、単なる成績優秀者であることだけでは合格を勝ち取れない。中学校時代の探究活動や部活動での実績、面接での論理的思考力、そして何より工学に対する偏執的なまでの情熱が冷徹に見極められる。近年進む学科再編の影響を受け、ソフトウェアとハードウェアの両輪を横断するカリキュラムへの適性が厳しく問われる構造へシフトした。
不合格となった受験生が愛知県内の公立トップ校へと流れていく現象すら起きている。滑り止めとして高専を受けるのではなく、高専に落ちたからトップ進学校へ行く。この逆転現象こそが、近年の入試現場における最大の地殻変動と言っていい。