マカロニえんぴつ「恋人ごっこ」歌詞の真実!曖昧な二人が選んだ結末
フロントマンであるはっとりの紡ぐ言葉には、装飾を削ぎ落とした人間の生々しさが宿る。綺麗事だけで塗り固められた世界ではなく、弱さや狡さ、自己嫌悪といった感情の澱をそのままメロディへと昇華させる手腕は圧巻だ。
会話体のフレーズと独白が入り混じる独特の作詞スタイルは、聴き手に対してあたかも隣で愚痴を聞かされているかのような親密さを感じさせる。完璧な人間などどこにもいない。誰もが誰かを傷つけ、同時に自分自身も傷ついている。そうした人間の不完全さを丸ごと肯定するのではなく、ただ事実としてそこに提示するドライな優しさこそが、はっとりのソングライティングの真骨頂といえる。