なぜピットブル死亡事故は続くのか?国内外の悲劇と法規制の現在地
世界的な統計において、犬による死亡事故の割合で突出して高い数値を記録し続けているのがピットブルです。米国の医療機関や非営利団体の長期調査データによると、犬の襲撃による死亡事案のうち半数以上をピットブル系が占めているという報告も存在します。海外では、自宅の庭で遊んでいた幼児が飼い犬のピットブルに突如襲われて命を落とすケースや、散歩中の高齢者が複数の個体に囲まれて致命傷を負う凄惨な事件が報じられてきました。
対岸の火事ではありません。日本国内においてもピットブルによる噛傷事故は現実に起きています。過去には民家の敷地から脱走した個体やブリーダー宅で管理されていた個体が人を襲い、高齢者が死亡に至った重大事故が発生しました。さらに、散歩中の小型犬がピットブルに噛み殺され、止めに入った飼い主も重傷を負うといったトラブルは全国各地で散発しています。現場の証言では「突然豹変して猛烈な勢いで噛みつき、棒で叩いても全く離さなかった」という恐怖の瞬間が生々しく語られています。