農林水産大臣が直面する米価と水産の激震!食卓を守る政策の行方
問題は陸の上だけにとどまらない。水産分野では、海水温の上昇に伴う漁獲対象魚の変化や、歴史的な不漁が全国の港を直撃している。サンマやサケ、スルメイカといった国民的魚種が食卓から遠のく一方、これまでにない海域でブリやトラフグが揚がるという生態系の激変が起きている。
これまでの漁業権制度や漁獲枠の管理手法では立ち行かない現実がそこにある。水産業の再生には、資源管理の厳格化だけでなく、養殖業への転換支援や加工・流通体制の再編が不可欠だ。現場の漁師が海を諦める前に、大胆な設備投資と減収補償を打ち出せるかどうかが勝負の分かれ目となる。