琵琶湖の水深70Mに眠る沈黙の古代遺跡!最新探査が明かす全貌
この歴史的発見を受け、行政や国の機関も本格的な動意を見せている。文化庁の主導のもと発足した「琵琶湖湖底遺跡水中探査プロジェクト」は、葛籠尾崎をはじめとする湖内遺跡群の全容解明に向けた広域調査を開始した。従来の陸上考古学を中心とした保護制度から一歩進め、水中文化遺産の指定・保全に向けた法整備や調査ガイドラインの構築が進められている。
プロジェクトの目的は単なる遺物の回収ではない。湖底という過酷かつ繊細な環境にある文化財を破壊することなく、いかにそのままの状態で記録し後世に残すかという点に主眼が置かれている。最新の水中ロボティクスとデジタルアーカイブ技術の導入により、日本の水中考古学は世界水準の学術領域へと昇華しつつある。