プロが解き明かすスネアドラムの極意!理想の音を作る選び方と技
どれほど高価なスネアを手にしても、チューニングが狂っていればその真価を発揮させることはできない。プロが実践するチューニングの真髄は、打面(トップヘッド)と裏面(ボトムヘッド)のテンションバランス、そしてスナッピー(響き線)の張り具合を三位一体でコントロールすることにある。
基本は、対角線上にボルトを均等に締め上げ、各ラグ付近のピッチを完璧に合わせることだ。裏面ヘッドをトップより高めに設定すると、反応が速くレスポンスの鋭いモダンな音色が得られる。ここで上級者が使う裏技が「アシンメトリー(非対称)テンション」と「ピンポイント・ミュート」だ。あえてスナッピー直近のラグをわずかに緩めることで、嫌な高周波の倍音ノイズをカットし、センターのアタック感を強調することができる。また、リングミュートや専用ジェル(Moongel)をわずかに打面端に置くだけで、サステインの長さを自在にコントロール可能だ。