首のしこりが動く原因とは?良性腫瘍と放置できない危険なサイン
首の周りにできる動くしこりの大半は、皮膚や皮下組織に由来する良性の病変だ。代表的なものとして挙げられるのが粉瘤(アテローム)である。これは皮膚の下に嚢胞と呼ばれる袋ができ、そこに皮脂や角質が溜まって形成されるものだ。中央に黒い点のような開口部が見られることもあり、押すと可動性があるのが特徴である。
また、成熟した脂肪細胞が増殖してできる脂肪腫も、首筋や肩のあたりに頻繁に発生する。脂肪腫は柔らかく、指で押すと皮膚の下でスムーズに動くため、触診時に良性である可能性が高いと判断されやすい。さらに、風邪や喉の炎症に伴って首のリンパ節が腫れる頸部リンパ節炎も一般的な原因だ。細菌やウイルスと戦う免疫反応の結果としてリンパ節が腫れ上がり、触ると可動性と痛みを感じるケースが多い。