全国で数世帯の絶滅危機?2026年デジタル社会とマイナンバーの陰で揺れる「希少姓」のリアルな現在地
一方で、当事者たちが抱える実生活上の不便さとは裏腹に、若い世代の間では希少姓に対する価値観が大きく様変わりしている。TikTokやInstagramといったSNS上では、「自分の苗字が珍しすぎる件」をテーマにしたショート動画が爆発的な再生数を記録する現象が日常化した。
「鳳凰(ほうおう)」や「皇(すめらぎ)」、「薬師寺(やくしじ)」といった、どこかファンタジーやアニメの登場人物を思わせる響きの苗字は、デジタルネイティブの若者から「生まれながらのプレミアム」「圧倒的な個性の武器」として羨望の眼差しを向けられる。難読姓をあえてクリエイター名として前面に出し、独自のセルフブランディングに繋げるスマートな使い手も増えた。