サザン異色作『イエローマン』謎多き名曲の真実と桑田佳祐の仕掛け
リリースから四半世紀以上が経過した現在、音楽産業のデジタルシフトによって『イエローマン 〜星の王子様〜』は再び脚光を浴びている。SpotifyやApple Musicといった世界規模のストリーミングプラットフォームにおいて、過去のカタログ群のなかからこの曲を「発見」する若年層や海外の音楽フリークが急増中だ。
プレイリスト文化とアルゴリズムによる推薦機能は、時代や文脈から解放された純粋なサウンド体験をリスナーに提供する。その結果、時代に早すぎたそのサウンドデザインが、現代のオルタナティブ・ポップスや電子音楽の文脈と共鳴し、新たな評価の軸を獲得するに至っている。