深刻な病を断つ祈りの現場へ!奇跡を起こす病気平癒神社徹底取材
病気平癒を語る上で欠かせないのが、日本神話に登場する医薬の神々である。とりわけ、大国主の国造りを助け、人々に温泉や薬草の知恵を授けたとされる少彦名命(すくなひこなのみこと)の存在感は際立っている。
「くすりの町」として名高い大阪・道修町に鎮座する少彦名神社には、全国から難病克服を願う人々が絶え間なく訪れる。製薬会社の研究者から難治性疾患と闘う当事者まで、奉納される絵馬の文面は胸を締め付けられるほど切実だ。手のひらに乗るほど小さな神でありながら、病魔を退けるその霊力は絶大と信じられてきた。
一方、その相棒神である大国主大神を主祭神として祀る島根の出雲大社は、縁結びの神として知られるが、本質は万物の再生と調和を司る神である。生命の縁を再び結び直すという信仰から、重篤な病からの生還を願う参拝者が後を絶たない。神話の時代から続く二柱の神の絆は、いまも病気と闘う人々の強固な希望の砦となっている。