市川團十郎の隠し子騒動から現在、明かされた認知の裏側と母の姿
2003年、写真週刊誌のスクープによって発覚した隠し子の存在。当時の市川海老蔵は弱冠25歳、歌舞伎界のみならずお茶の間の圧倒的な人気を誇るプリンスだった。報道直後に開かれた記者会見は、今振り返っても極めて異様だったといえる。一切の動揺を見せず、用意された原稿を読むでもなく、記者の厳しい追及に対して「結婚の意志はありません」「認知はしています」と真っ向から言い切った。
相手の女性とは10代の頃に出会い、交際へと発展。2002年1月に女児が誕生していた。妊娠を知らされた際、彼は「まだ結婚は考えられないが、認知し、養育費を支払う」と伝えたという。一切の言い訳を排除した潔さの一方で、その冷徹とも映る合理的な振る舞いは、伝統の重圧に抗いながら生きる若き跡取りの剥き出しの自我を浮き彫りにした。