ショパンコンクール審査激変!日本人歴代秘話と波乱の次期予選を追う
ファイナリストだけに許される特権、それがワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団との共演だ。フリデリック・ショパンが遺した2曲のピアノ協奏曲は、コンクールのクライマックスを飾る不朽の傑作である。
繊細極まるピアノのパッセージと重厚なオーケストラの響きが交錯するとき、ホール内の緊張感は最高潮に達する。リハーサル時間が極めて限られる過酷な条件下で、いかに指揮者や団員と阿吽の呼吸を築き、自らの音楽的主張を共鳴させられるか。ソリストとしての統率力と協調性が、最後の栄冠の行方を決定づける。