痩せたのに肝数値が悪化?急激なダイエットが招く「飢餓脂肪肝」の罠

痩せたのに肝数値が悪化?急激なダイエットが招く「飢餓脂肪肝」の罠

痩せたのに肝数値が悪化?急激なダイエットが招く「飢餓脂肪肝」の罠について知っておくべき 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

筋トレやボディメイクの流行に伴い、「主食をすべてプロテインに置き換える」「極限まで糖質をゼロにして脂質を大量に摂る」といった手法を取り入れる人が増えています。しかし、これらの偏ったアプローチも肝臓に重大な負担を強いる要因となります。

まず注意すべきはプロテイン過剰摂取による肝臓数値の悪化です。タンパク質は体内で分解される際、有害な有毒物質であるアンモニアを生成します。肝臓はこのアンモニアを無毒な尿素へ変換する「オルニチン回路」をフル稼働させますが、処理能力を超える過剰なプロテインが一気に送り込まれると、肝細胞に過度な代謝負荷がかかります。特に腸内環境が悪化している場合、毒素の解毒負担が倍増し、肝機能障害を誘発しやすくなります。

また、炭水化物を徹底的に排除して脂質をエネルギー源にするケトジェニックの肝臓への影響も無視できません。肝臓内でアセチルCoAからケトン体を大量合成する過程において、ミトコンドリアへの酸化ストレスが増大します。個人の脂質代謝能力を超えて脂質を過剰摂取した場合、肝臓での脂肪処理が追いつかず、血清AST・ALTの顕著な上昇を招くリスクが高まるため、専門知識なしに行う自己流ケトジェニックは極めて危険です。

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山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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