衰退から劇的復活!いま行くべき湯守の街と極上隠れ湯スクープ
劇的な再生を成し遂げた筆頭格が、群馬の名湯・草津温泉だ。かつて車中心の構造だった中心街を歩行者優先に大胆に整備し、湯畑周辺の景観ライトアップや食べ歩き文化を徹底して磨き上げた。昼夜を問わず湯煙の周りに人が集う光景は、観光地経営の教科書とも言える成功を収めている。
一方、日本最古の名湯のひとつである愛媛の道後温泉は、アートと歴史の融合によって新しい息吹を吹き込んだ。保存修理工事の期間すら巨大なアートプロジェクトに変貌させ、若年層や女性層の熱視線を集め続けた手腕は見事というほかない。歴史ある本館の風格を守りながらも、常に新しい表現を取り入れる柔軟さ。両者が証明したのは、街のアイデンティティを徹底して深掘りすることこそが、最大の誘客装置になるという真実だ。