「ステージが1ミリも見えない席」になぜ数千人が殺到するのか?急増する「完全見切れ席」のリアルとチケット争奪戦の裏側
需要が高まる一方で、消費者トラブルも表面化している。特に問題となっているのが、「見切れ」の度合いに関する認識のズレだ。「多少は見づらい程度だろう」と楽観視して購入した観客が、現地に到着して「本当に鉄骨しか見えない」とショックを受けるケースが相次いでいる。
消費者庁や国民生活センターには、チケット購入時の説明不足を訴える相談も寄せられている。主催者側はトラブルを防ぐため、「一切ステージは見えません」「音響のみを楽しむ席です」といった強い警告文を販売ページに明記するようになったが、購入画面のスクロールの奥深くに隠れていることも多く、確認不足による悲劇は絶えない。