タダの空き家に潜む罠とは?0円物件の裏側と賢い活用法を解剖
価格がつかない不動産は市場にすら出せない——そんな常識を打破したのが、0円都市開発合同会社を率いる中村領氏だ。従来、仲介手数料が利益の源泉である一般的な不動産業では、売買価格が数百万円以下の低廉な物件を扱うことは採算が合わず、門前払いにされるのが通例だった。
中村氏が立ち上げた「みんなの0円物件」は、物件の掲載料やマッチング手数料を軸にした独自のビジネスモデルを構築。価格ゼロを前提とすることで、売り手と買い手を直接結びつけるオープンなプラットフォームを完成させた。同様の試みとしてユニークな物件を扱う空き家ゲートウェイなども注目を集めているが、譲渡価格そのものを完全ゼロに特化させた先駆性において、同社の存在感は際立っている。
流通に乗らなかった山林や廃墟、再建築不可の袋地までもがサイト上に並び、瞬く間に希望者が殺到する光景は、従来の不動産マーケットの盲点を鮮やかに浮き彫りにした。