ついに歴史が動いた。宮崎あおいと二階堂ふみ、奇跡の「ダブル主演」が電撃発表された舞台裏と、二人が歩んだ激動の15年
二人の魅力は、静と動の対比にある。宮崎の演技は「引き算の美学」だ。余計な感情を削ぎ落とし、ただ佇むだけでその人物の背景や哀愁を感じさせる。観客の想像力を刺激する、余白のある芝居だ。
対する二階堂は「足し算の爆発力」と言える。感情の起伏を全身で表現し、スクリーン全体を自分の色に染め上げるエネルギーを持つ。この全く異なるアプローチを持つ二人が、作中で姉妹とも、あるいは敵対するライバルともつかない複雑な関係性を演じる。二つの個性が衝突したときに生まれる化学反応は、計り知れない。