土俵を支配する権力の系譜!相撲協会の歴代理事長と派閥抗争の真相
2002年、50歳という異例の若さで第10代理事長に就任したのが北の湖敏満だった。現役時代に「憎らしいほど強い」と称された大横綱は、理事長としても強烈なカリスマ性を発揮し、停滞気味だったプロスポーツ興行・大相撲のテコ入れに奔走した。
だが、その治世は相撲界史上最も過酷なスキャンダルの嵐に見舞われる。時津風部屋問題、力士の大麻問題、そして野球賭博や八百長疑惑。不祥事の連鎖により、北の湖は一度理事長の座を追われた。後任の放駒体制による徹底的な調査と処分を経て、2012年に異例の再登板を果たした北の湖は、協会の公益法人化という最大の宿題を背負い、文字通り命を削りながら土俵の信頼回復に身を捧げた。