ウォルピスカーター『時ノ雨、最終戦争』圧巻のハイトーンと秘話
ウォルピスカーターを語るうえで外せないのが、「ウォルピス社の提供でお送りします。」というお決まりのフレーズだ。一見するとシュールなセルフプロデュースに見えるが、ここには彼が貫く独特の音楽エンターテインメントの美学が息づいている。
シリアスでテクニカルな歌唱を聴かせる一方で、リスナーを楽しませるユーモアを忘れない。そのギャップが個性の強烈なフックとなり、ファンの心を掴んで離さない。リスナーとの距離感を縮めつつ、提示する音楽作品のクオリティにおいては一切の妥協を許さない姿勢が、今日の強固な支持基盤を支えている。